代謝機能異常関連脂肪性肝疾患(MAFLD)のネーミング問題

テレビ番組の「月曜から夜ふかし」みたいなタイトルですが・・。

代謝機能異常関連脂肪性肝疾患(MAFLD)(以下MAFLDと略)という疾患概念は、脂肪肝を診る上で、役に立っていると思います。(現時点、学会で完全に認識され、認められている疾患名ではないと思いますが、そのうちに・・)

このネーミング(特に発音)には少々疑問を感じます。

これまで、お酒を飲まれない脂肪肝は、非アルコール性脂肪性肝障害(NAFLD)と診断され、「なっふるど」や「なっふるでぃー」と発音されていました。

そこにMAFLDという診断が登場して、「まっふるど」と思ったら、「まふるど」と発音されます。

そこは、「まっふるど」にすべきでは?と感じてしまいます。

そもそも、漢字14文字の診断名というのも長すぎませんか?

私の知るとこでは、漢字14文字は最長だと思います。(カタカナが入って長いのはありますが・・)
確かに、病名の意味などを考慮すると、そうするしかなかったとは思いますが、患者さんへの説明する場合を考えていただきたかった・・と思うのは私だけでしょうか?

ちなみにMAFLD(マフルド)は、「代謝性機能障害に伴う脂肪肝」、「代謝異常関連脂肪肝」、「代謝異常を伴う脂肪肝疾患」、「代謝関連脂肪性肝疾患」と日本語訳されているとこもあります。